こんにちは「こだわりスタイル」です
ワイヤレスイヤホンの市場がずいぶん前から盛り上がりを見せているのは、ワイヤレスイヤホンを使用する方なら承知の事実だと思います。
これでもか!というくらいの機能を搭載し、国産ブランドのハイスペックイヤホンと同等機能で1万円を切る価格で販売されています。
しかしいくら便利機能が搭載されていても、ワイヤレスイヤホンは音質がダメならNGです。
この価格帯で凌ぎを削っているワイヤレスイヤホンは価格が安いだけではなく、音質も凄いことをご存じでしょうか?
今回はライバル機種との比較も含め、SOUNDPEATS Air4 Proをレビューしていこうと思います。
SOUNDPEATS Air4 Proのカラーとスペック
最近は同じ機種でもカラーバリエーションが増えて選択の幅が広がりました!
SOUNDPEATS Air4 Proは3色のカラーバリエーションがあり好みに合わせて選べますね。
今回はSOUNDPEATS Air4 Proの「ブラック」をレビューしていきます。
ほぼフラッグシップと言ってもいいくらいの機能なのですが、SOUNDPEATSには「Opera5」というフラッグシップが存在するので、このOperaシリーズの下のグレードになります。
「Opera5」のレビューもご参考まで!
SOUNDPEATS Air4 Proのスペック
Air4 Pro | |
---|---|
本体操作 | タッチ式 |
専用アプリ | ○ |
ドライバー方式 | 13mm大口径ドライバー |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetoothプロファイル | A2DP、 AVRCP、 HFP、 HSP |
対応コーデック | aptX Voice、aptX Classic、aptX Lossless、SBC、AAC |
電源供給方式 | USB TYPE-C |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
防水 | IPX4 |
カラー | ブラック、ホワイト、ベージュ |
イヤホン片側 | 約3g |
ケース+イヤホン | 約36g |
最大持続時間(ケース併用) | 約26時間 |
ケースサイズ | 幅 64×縦 48.3×厚み 24.2mm |
タップ操作の仕様
SOUNDPEATS Air4 Proのタップ操作
LEFT (左) | RIGHT (右) | |
ノイズキャンセリングモード変更 | 1.5秒長押し | |
再生・一時停止 | 2回タップ | 2回タップ |
曲送り | 1.5秒長押し | |
音量を上げる | 1回タップ | |
音量を下げる | 1回タップ | |
電話を受ける・切る | 2回タップ | 2回タップ |
着信拒否 | 1.5秒長押し | 1.5秒長押し |
ゲームモードのON・OFF | 3回タップ | |
音声アシストのON・OFF | 3回タップ |
SOUNDPEATS Capsule3 Proにも「曲戻し」がありませんでしたが、このSOUNDPEATS Air4 Proにもありません。
えっ!?
なぜ「曲戻し」が無いの?
ニーズが無いのかコストがかかるのかはわかりませんが、
この機能は是非ご検討いただきたいと思います。
さらに小さくなったSOUNDPEATS Air4 Pro
画像はありませんが、「SOUNDPEATS Capsule3 Pro」と形状を比べてみたら、さすが上位機種ですね、形状は非常に似ていますが、さらに小さくなっています。
そのせいか、SOUNDPEATS Air4 Proのほうがフィット感は良く感じました。
装着方法は、挿入し1/4回転ほど回すことで耳に固定され、ランニングなどの運動でもズレることなく快適に装着できます。
SOUNDPEATS Air4 Proの特徴
SOUNDPEATS Air4 Proは「装着検出機能」も搭載されていますので、かなりコスパの高いワイヤレスイヤホンと言っていいでしょう。
残念なのは「ワイヤレス充電」に対応していないこと。
これは、同じ価格帯の機種と比べた時のアドバンテージとしては大きいと思います。
ケースを含めた連続再生時間が26時間というのが、少し物足りなく感じますが、その分軽量にできています。
Snapdragon Soundに対応
「Snapdragon Sound」とはQualcomm社製のチップを使用し、サウンド技術をまとめたプラットフォームで、単純にコーデックというわけではありません。
「Snapdragon Sound」はaptX™ Adaptiveで音質向上24bit / 96kHz(従来の2倍のサンプリングレートでの転送が可能)で音質向上、音の途切れをコントロールする接続技術の強化、ゲームや動画などで低遅延を実現しています。
「aptX Lossless」もサポートしているので、下の動画でも原音の再生ラインをトレースできているのがわかります。
iPhoneは今のところ、SBCとAACを使用するしかないようです。
ANCノイズキャンセリング
SOUNDPEATS Air4 Proのノイズキャンセリングの性能は-45dbと、トップレベルです。
これはかなりのノイズキャンセリング性能ですので、音楽に没入できます。
実際に電車で使用してみましたが、車内アナウンスが微かに聞こえる程度までノイズをキャンセルしてくれるので、車内アナウンスが必要な場面ではしっかり聴けるように、外音取り込み機能をONにする必要があるかもしれないほどです。
13mm大口径ドライバー搭載
ドライバーとは音の信号を振動板に伝え、音を出力する仕組みの部分で、スピーカーでは非常に重要な部分となります。
ドライバーが大きくなれば、低音域が再現しやすくなるというメリットがあります。
厚みのある低音域と音圧感を損なうことなく中音域のクリアさもしっかりと再現することにより、解像度に優れた奥行きある広いサウンドステージを実現しています。
13mmのドライバーと言えばかなり大きなほうで、7mm~10mmくらいが標準的な大きさですから、聞き比べると中低音の厚みを感じることができると思います。
アプリのイコライジングカスタムをしなくてもデフォルトでかなりバランスの取れた音質と感じました。
マルチポイント接続
マルチポイント接続とは、今までは別の機種と接続する場合、その都度ペアリングをして繋ぎ直さなければいけませんでした。
マルチポイント接続対応のSOUNDPEATS Air4 Proの場合は別の機種と何度もペアリングせずとも同時に接続できるので、WEB会議中の電話の待ち受けなど非常に便利です。
その他、動画視聴中の電話待ち受けの場合などにも使える機能です!
IPX4の防水性能
IPX4は「あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない。」とありますので、ランニングの汗や、ちょっとした水しぶきは問題ありません。
水没はNGです。
装着検出機能
SOUNDPEATS Air4 Proには装着検出機能が搭載されており、筆者は結構便利に使用しています。
たとえばコンビニなどで買い物をするのも、店員さんと会話する時はなんとなくイヤホンを外しますが、購入し終わって、再度装着すると次の曲だったなんてこともよくあります。
耳から外すと「一時停止」、装着すると「再生」してくれる機能は、レビューしていて音楽だけでなく動画などにも非常に有効な機能と感じました。
0.088秒の低遅延でゲームや動画もOK
SOUNDPEATS Air4 Proは88msの低遅延な伝送でゲームや動画を楽しむことができます。
SOUNDPEATS Capsule3 Proの70msより劣りますが、88msでもYoutube等で音が遅延していることは感じ取ることはできないレベルでした。
筆者が鈍いだけか・・・!
「低遅延モード」は通信距離が短くなるので、音楽再生時はゲームモードをOFFにしてくださいね。
Capsule3 Proの記事はコチラ
専用アプリ
SOUNDPEATS Air4 Proも専用アプリに対応しており数々のコントロールが可能です!
もちろんオリジナルでカスタムイコライジングもできますが、9つのプリセットがあるのでワンタップで音質の変更が可能です。
バッテリー残量も可視化できて使用頻度の高い方には重宝すると思います。
ライバル機種とSOUNDPEATS Air4 Proの比較
SOUNDPEATS Air4 ProとEarFun Air Pro3は同等の価格帯、うどん形状、機能などでライバル機にあたると思いますので比較してみようと思います。
ケースのアウトラインにそれほど違いはありませんが、基本構造は縦開きのSOUNDPEATS Air4 Proと横開きのEarFun Air Pro3というように違いがあります。
これは、イヤホンの取り出しやすさに直接影響する部分なので重要なところです。
取り出しにくいと、思わず指を滑らせイヤホン落下につながります。
正直な感想としては、取り出しやすいのはEarFun Air Pro3の横開きと感じます。
強力なマグネットで張りついているので、縦型の場合、イヤホンの頭の部分を引っ張り出すのはどうしても指が滑って上手く取り出せません。
ただ、SOUNDPEATS Air4 Proもその辺を研究しているので、フタが傾斜して装着されており、少しでも頭の部分の露出を増やし取り出しやすくする仕様としています。
こう見ると、ライバル機だけありイヤホン本体にも極端な差はありません。
ケースの大きさはSOUNDPEATS Air4 Proのほうが小さい作りですが、その分、再生時間が短くなっているように感じました。
今回の比較しているライバル機種のレビュー
SOUNDPEATS Air4 Proの重量
重量については、公表されているスペックとは少し違う数値で、イヤホン本体(片側)約5g、ケース含むと約40gでした。
といっても軽量なことには変わりはありませんし、今まで相当数のワイヤレスイヤホンを試してきましたが、数グラムの違いで「重い」と感じたことはありません。
SOUNDPEATS Air4 Proのパッケージ・付属品
SOUNDPEATS Air4 Proのパッケージは今までのシリーズと比べて一回り大きく厚みは薄いパッケージとなりました。
国産メーカーよりしっかりとしたパッケージの印象が強いです。
それにしてもこのパッケージの作りで、高性能、1万円以下とは本当に驚きですよ!
付属品
FAQ
- Q最大何時間使用することができますか?
- A
SOUNDPEATS Air4 Proはイヤホン単体で約6.5時間、充電ケースを使えば最大26時間の使用が可能です。フル充電まで1.5時間で完了する速さです。
- Q「Snapdragon Sound」とは何ですか?
- A
Qualcomm社製のチップを使用し、サウンド技術をまとめたプラットフォームで、単純にコーデックというわけではありません。aptX™ Adaptiveは音質向上、音の途切れをコントロールする接続技術の強化、ゲームや動画などで低遅延を実現しています。「aptX Lossless」もサポートしているので、原音に近い解像度の再生を可能にします。
- Qノイズキャンセリング(ANC)は搭載されていますか?
- A
SOUNDPEATS Air4 Proはノイズキャンセリング(ANC)が搭載されています。最大-45dbですから都会の喧騒や、雑音をウソのようにかき消します。
- Q給電方式はUSBの何タイプですか?
- A
USB TYPE-Cで、汎用性も高く高性能な給電が可能です。ケーブルは付属しています。
ワイヤレス充電には対応しておりません。
- Qペアリングは簡単ですか?
- A
ペアリング非常に簡単です。
まずはイヤホンをフル充電し、ケースから取り出します。スマホの設定画面のBluetoothを開くと、SOUNDPEATS Air4 Proと表示されますので、それをタップしたら完了です。以後はケースから出すと自動でペアリングが開始され、耳にイヤホンを持って行く頃にはつながっています。
- QSOUNDPEATSには他どんなスピーカーがありますか?
- A
SOUNDPEATS Air4 Proを使ってみて
SOUNDPEATS Air4 Proは音質は、低音域〜高音域までクリアな解像度で再現してくれていました。
aptX™ Adaptiveのおかげで、人混みでの音の途切れからも解放されます。
アプリのイコライザーカスタムで自分好みの音質に調整できることもメリットとして大きい印象です。
残念な点
・ワイヤレス充電が非対応
・曲戻しが無いこと
音の再現性が高いだけに、この2点は非常にもったいないと思いました。
特にワイヤレス充電については、1度使うと、これ無しでは考えられないほど便利なので、次回のラインナップ時には是非加えて欲しい機能だと思います。
SOUNDPEATS Air4 Proのノイズキャンセリングも-45dbとトップクラスの数値通り、自分だけの音楽への没入感は凄いものがあります。
総評