こんにちは「こだわりスタイル」です
次々に新製品を発表してくるEarFun。
ワイヤレスイヤホンブランドの中でも超コスパな部分で勝負し、あっという間に知名度を上げました。
今回は5,000円台でLDAC対応、しかも2024のVGPで金賞を受賞した実績あるワイヤレスイヤホンであるEarFun Air2です。
筆者はEarFun Air Pro3を愛用機としているが、これと比べてもEarFun Air2は本当にコスパが高い!
重要な音質も、「これ以上の高音質って必要か?」と思えるほど広がりのある音を再現してくれる。
今回は大ヒットのEarFun Air Pro3、Free Pro3との比較も含め、EarFun Air2をレビューしていきます。
EarFun Air2のスペック
amazonでは今はブラックのみのラインナップだが、公式ページにはホワイトの画像もアップされているので、近々に市場に投入されるのではないかと思います。
今回はEarFun Air2の「ブラック」をレビューしていきます。
位置付けとしては、ノイズキャンセリングは非搭載ですがSONYのコーデックLDACに対応させた高音質モデルなのでEarFun Air Pro3の下位グレードにあたるのだと思います。
デザインもエッジのメッキ使いなど似ているところが随所に見受けられます。
「EarFun Air Pro3」のレビューもご参考まで!
EarFun Air2のスペック
EarFun Air2 | |
---|---|
本体操作 | タッチ式 |
専用アプリ | ○ |
ドライバー方式 | 10mm大口径ドライバー |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetoothプロファイル | A2DP、 AVRCP、 HFP、 HSP |
対応コーデック | SBC、AAC、LDAC |
電源供給方式 | USB TYPE-C |
ワイヤレス充電 | ○ |
防水 | IPX7 |
カラー | ブラック |
イヤホン片側 | 約5.8g(実測) |
ケース+イヤホン | 約46g |
最大持続時間(ケース併用) | 約40時間 |
ケースサイズ | 幅 62.1×縦 47.5×厚み 25mm |
タップ操作の仕様
EarFun Air2のタップ操作
LEFT (左) | RIGHT (右) | |
再生・一時停止 | 2回タップ | 2回タップ |
曲送り | 3回タップ | |
曲戻し | 3回タップ | |
音量を上げる | 1回タップ | |
音量を下げる | 1回タップ | |
電話を受ける・切る | 2回タップ | 2回タップ |
着信拒否 | 2秒長押し | 2秒長押し |
音声アシストのON・OFF | 2秒長押し | 2秒長押し |
ほぼ全てのコントロールがタップにより操作可能です。
ゲームモードのみON/OFFはアプリで行います!
EarFun Air2の特徴
ワイヤレスイヤホンは名前の通りワイヤレスで音楽をイヤホンに伝送するわけですが、この部分をいかに効率よく劣化させずにイヤホンまで運べるかが、音質や接続安定性のカギになってきます。
EarFun Air Pro3はLDACには対応していないが、aptX™ Adaptiveに対応することでかなりLDACと比べても僅差の音質になっていると思います。
正直、筆者にはLDACとaptX™ Adaptiveの聞き分けは難しく感じる。
どちらかに対応していれば、十分は高音質な音楽に没入できることは間違いないと思います。
LDAC:96kHz/24bitまでの音質伝送を実現
aptX™ Adaptive:48kHz/24bitまでの音質伝送を実現
EarFun Air2はLDAC対応
EarFun Air2はEarFunでは初となるLDACに対応しているところがポイントと言っていいのではないでしょうか。
最近はLDACコーデックに対応させたスマホも急速に増えています。
このコーデック(伝送技術)はワイヤレスイヤホンだけが対応しているだけでなく、デバイス側もLDACに対応している必要がありますので、EarFun Air2の最大の特徴を存分に味わいたいなら、ご自分のスデバイスがLDACに対応しているか確認する必要があります。
コーデック | LDAC | aptX™ Adaptive | SBC |
音質伝送 | 96kHz/24bit | 48kHz/24bit | 44kHz/16bit |
伝送速度 | 最大990kbps | 最大576kbps | 最大328kbps |
iPhoneは今のところ、SBCとAACを使用するしかありません
10mm大口径ドライバー搭載
ドライバーとは音の信号を振動板に伝え、音を出力する仕組みの部分で、スピーカーでは非常に重要な部分となります。
ドライバーが大きくなれば、低音域が再現しやすくなるというメリットがあります。
厚みのある低音域と音圧感を損なうことなく中音域のクリアさもしっかりと再現することにより、解像度に優れた奥行きある広い音場をEarFun Air2は実現しています。
マルチポイント接続
マルチポイント接続とは、例えば映画の視聴中に別の機種と接続する場合、都度ペアリングをして繋ぎ直さなければいけませんでした。
マルチポイント接続対応の場合は別の機種と何度もペアリングせずとも同時に接続できるので、映画の視聴中の電話の待ち受けなど非常に便利です。
これはかなり便利な機能なので、ご検討の際は是非搭載されているか確認したいポイントです。
IPX7の防水性能
IPX7は「水深1mの位置で30分間水没させても機能に問題が生じない防水性能」とありますので、ランニングの汗や、ちょっとした水しぶきは問題ありません。
30分以内なら水没してもOKというレベルです。
ワイヤレス充電にも対応
EarFun Air2はこの価格でワイヤレス充電にも対応!
ワイヤレス充電では3時間でフル充電可能、本当に便利機能なので購入前には要チェック!
0.055秒の低遅延でゲームや動画もOK
EarFun Air2は55msの低遅延な伝送でゲームや動画を楽しむことができます。
55msだと筆者にはYoutube等で音が遅延していることは感じ取ることはできないレベルでした。
「ゲームモード」は通信距離が短くなるので、音楽再生時はゲームモードをOFF。
専用アプリ
最近は専用アプリは当たり前になりつつありますね!
当然EarFun Air2も専用アプリに対応しており数々のコントロールが可能です!
もちろんオリジナルでカスタムイコライジングもできますが、プリセットがあるのでワンタップで音質の変更も可能です。
バッテリー残量も可視化できて使用頻度の高い方には重宝すると思います。
LDACのON/OFFはアプリより行います
EarFun Air2の装着感
EarFun Air2の装着感ですが、さすがEarFun Air Pro3からのフィードバックで装着感は非常に良いです。
画像を見てもおわかりのように、形状やメッキ使いの特徴はよく似ています。
どのメーカーのイヤホンもそうですが、装着は、挿入し1/4回転ほど回すことで耳に固定され、ランニングなどの運動でもズレることなく快適に装着できます。
EarFun Air Pro3とFree Pro3との比較
EarFun Air2はEarFun Air Pro3の下位機種になるので、技術面のフィードバックを受けることができ非常にコスパの良い機種となっています。
ノイズキャンセリングを省いた感じでしょうか・・・。
EarFun Air2は縦開きの円形状。
背面にメタルロゴが入っています。
写真ではわかりずらいかもしれませんが、さすがにフラッグシップのEarFun Free Pro3は、他の2機種と比べてかなりコンパクトなデザインです。
EarFun Air2とEarFun Air Pro3は縦型よ横型ですが、広い面こそ同じくらいの大きさですが、側面はEarFun Air2のほうがかなり薄いデザインです。
これでバッテリーの持続時間が40時間ですから、技術の進歩は凄まじいものを感じますね!
EarFun Air2のサイズ
上では比較しましたが、EarFun Air2のサイズを明確にしておきたいと思います。
EarFun Air2の重量
重量については、公表されているスペックとほぼ同じで、違っても個体差程度と考えておけば良いと思います。
EarFun Air2のパッケージ・付属品
パッケージはEarFunらしいイメージカラーを使用したシンプルなパッケージです。
本体の小型化が進んでいるので、それに伴ってパッケージの小型化も進んでいる印象を受けます。
付属品
イヤーピースは既に装着されているものを合わせると、4セット付属しています。
必要なものは全て付属していますのでご心配なく!
FAQ
- Q最大何時間使用することができますか?
- A
EarFun Air2はLDACがOFFの状態で、イヤホン単体約9時間、充電ケースを使えば最大40時間の使用が可能です。フル充電まで2時間で完了する速さです。(ワイヤレス充電は3時間)
- Q「LDAC」とは何ですか?
- A
LDACとは、SONYが開発した音楽を極めて劣化を少なくワイヤレスでイヤホンに伝送する技術(コーデック)のことで、音質や接続安定性に大きく影響する部分ですので、適切な対応コーデックを選ぶことでより高音質での再現が可能になります。
- Qノイズキャンセリング(ANC)は搭載されていますか?
- A
EarFun Air2はノイズキャンセリング(ANC)は搭載されていません。
- Q給電方式はUSBの何タイプですか?
- A
USB TYPE-Cで、汎用性も高く高性能な給電が可能です。ケーブルは付属しています。
ワイヤレス充電には対応しておりません。
- Qペアリングは簡単ですか?
- A
ペアリング非常に簡単です。
まずはイヤホンをフル充電し、ケースから取り出します。スマホの設定画面のBluetoothを開くと、EarFun Air2と表示されますので、それをタップしたら完了です。以後はケースから出すと自動でペアリングが開始され、耳にイヤホンを持って行く頃にはつながっています。
- Q専用のアプリがありますか?
- A
EarFun Air2には専用のアプリがございます。
アプリはGoogle Playよりダウンロードしてご利用ください。
EarFun Air2はLDACなど専用アプリでコントロールすることで本来の性能を発揮しますので、必ず専用アプリをご利用になることをおすすめします。
EarFun Air2を使ってみて
EarFun Air2はLDAC対応ですが、デバイスもそれに対応していないとLDACの恩恵はありません。
筆者のスマホメイン機はaptX™ Adaptiveに対応していますが、LDACには対応していないので、1世代前のXperiaで試してみました。(現状はaptX™ Adaptiveの対応機種が多いので注意です)
EarFun Air2のLDACの音質は、低音域〜高音域までクリアな解像度で再現してくれています。
しかしaptX™ Adaptiveと比べても、音質の違いはほぼわからなかったというのが筆者の感想です。
結論から言ってしまえば「音質最高ですよ!」好みが違えばイコライザーで!
使用環境にもよると思いますが、LDACで接続すると、時々接続が途切れるのが結構気になりました。
使いやすさについて
EarFun Air2はイヤーピース側をケースの外側にして収納しているので、画像のように取り出し耳に装着するためには180度回転させる必要があります。
これって細かいですが、面倒に感じました。
もう一つ、ケースの蓋ですが、取り出す時に全開にしてもノッチがないので、全開の状態で固定できません。
何度か指で押さえながらイヤホンを取り出す場面がありました。
画像のように水平にすることは無くても、斜めにする時は結構ありますので・・・。
素晴らしい点
・この音質でコスパ高過ぎ!
・コンパクトなのに40時間再生
・マルチポイント接続は非常に便利
・ワイヤレス充電対応(これ本当に便利!)
残念な点
・ケースの作りが少しチープ
・取り出した向きのまま装着できない
総評