こんにちは「こだわりスタイル」です
最近はスマホを購入しても充電器が付属しないことがほとんどになりました。
急速充電対応の充電器はそれなりの価格なので、付属させるとスマホの表示価格を安くできなくて困るんですかね?
しかもUSB TYPE-AからTYPE-Cに変化してきているので、筆者もTYPE-Cの急速充電器に移行していて、新しいデバイスのたびに買い足しています。
幸いにもノートPCは持っていないので、あまり高出力の急速充電器はいまのところ必要無い状態です。
信用のおけないメーカーだと、発火事故などが起きているので、できる限り避けているのですが、これから増えていくであろうと予想されるので、数々の信頼できそうなメーカーの急速充電器を試しています。
今回はamazonでも定番的に見かけるようになった「UGREEN」というメーカーのPD対応30wの急速充電器を同メーカーのケーブルとともにレビューしていきます。
UGREENってどこのメーカー?
UGREENは、2012年に中国深圳で設立されたメーカーです。
消費者向けにデジタルソリューションを提供する専門メーカーとして設立されました。
UGREENは設立から約10年間で研究及び開発、デザイン、製造、ブランドマーケティングの能力や技術を向上させ、充電器、スマホ及びパソコン用アクセサリーから自動車用アクセサリーまで取り扱いの幅を広げています。
440以上の特許を持ち、レッドドットデザイン賞なども受賞していますので、まず問題ないと判断しました。
UGREENの急速充電器にも使われているGaNって?
冒頭でも書きましたが、スマホやタブレットなどに充電器が付属しなくなったため、急速充電器を購入する機会が増えました。
そんな中、よく目にする「GaN」とはいったいなんだろうと思いませんか?
GaNとは
GaNとは充電器の中で使用されている半導体で、窒化ガリウムのことを言います。
今までこの半導体にはシリコンと呼ばれるものが使用されていましたが、以下の理由でGaNは急速充電器等、さまざまなものに使用され始めています。
・発熱しにくい
窒化ガリウムは、充電で発熱してもすぐに放熱されるため、熱がこもって充電器が熱くなることはほとんどなくなりました。
・小型化が可能
今までのシリコンを使用した充電器は、熱あつくならないようにするため内部にスペースを確保しなければならず、本体を大きくしなけらばなりませんでした。しかし、GaNにすることで、熱くなりにくいため、小型にできるのです。
「GaN」未使用の充電器の場合
スマホ充電中は、充電器が非常に熱くなり、そのまま外出するのが気になるレベルです。
しかし、「GaN」を使用している充電器の場合は、気持ち暖かくなる程度で、全く熱くなりません。これは非常に安心感につながります!
UGREENのPD対応30W充電器とケーブル
そんなわけで今回「GaN」を使用した、UGREENのPD対応30wの急速充電器と最大出力100w・転送速度480MbpsのUGREENノケーブル使用してみました。
UGREEN | PD GaN対応30w充電器 |
---|---|
入力 | 100-240v~50/60hz 800mA MAX |
出力 | 5V/3A、9V/3A、12V/2.5A 15V/2A、20V/1.5A、30W Max |
総出力 | 30w |
UGREEN | PD対応100w急速充電ケーブル |
---|---|
機能 | 充電・データ同期 |
接続 | USB TYPE-C |
出力 | 20v/5A 最大100w |
転送速度 | 最大480Mbps |
UGREENのPD対応30W充電器
上記の通り「GaN」が使われているので、筐体は非常にコンパクトです。
30w出力というとひと昔前は2周り以上大きいのが当たり前でした。
持ち運ぶことも考慮されて、コンセントプラグは折りたたみ式です。
充電器自体の質感も高く、コンセントプラグも気持ちよく「パチン」と折り畳めます。
UGREENのPD対応100Wケーブル
充電器に接続するTYPE-Cのケーブルは、なんでも良いというわけではありません。
この充電器の最大出力は30wですから、100wはオーバースペックということになりますが、選ぶ時は充電器の最大出力に合わせると良いと思います。
大抵のスマホは18w程度ですので、この充電器で急速充電が可能です。
タブレットなども、この充電器でOKのものが多いですね。
Mac Book Proなどは65w以上のタイプが必要ですので、デバイスの入力に合わせて充電器を選ぶ事が必要です。
このケーブルは柔らかいシリコン製ではなく、ある程度硬さのあるメインケーブルの周りがナイロンメッシュで巻かれており、10000回以上の折り曲げテストをクリアしています。
UGREENとVOLTME急速充電器の比較
ちょうど30wの急速充電器を使用していましたので、比較してみようと思います。
こちらはVOLTMEというメーカーでUGREENと同じような商品ラインナップのあるメーカーです。
VOLTMEは他のメーカーにOEMで技術提携もしているので折り紙つきです。
詳しいことは分かりませんが、このUGREENもその商品かもしれません。
とにかく手に取った時の質感や、精度が非常に高く、それだけで信頼できるメーカーかと思ってしまうほどです。
VOLTMEのRevo 30 Duoの紹介記事はコチラをご参考に
VOLTMEはUSB-Cが2個口なので、多少大きくなっていますが、比べなければわからないレベルの大きさの違いです。
ケーブルも比較してみた!
まずメインのケーブルの素材ですが、VOLTMEが流行りの柔らかシリコン製で、正直気持ちが良いです。
しなやかなので、取り回しに苦労することはありません。
一方、UGREENはメインケーブルをナイロンメッシュが覆っていて、ケーブル自体もある程度硬度があります。
ただある程度硬度があるほうが安心感はありますね。
しなやかで柔らかいVOLTMEのケーブルは綺麗に小さくなりますが、UGREENのケーブルは硬度がある分綺麗に小さくするには思うようにいきません。
どちらのメーカーのケーブルも非常に細かな部分の仕上げもいいですし、信頼感につながる印象です。
しなやかなVOLTMEシリコンケーブルはコチラをご参考に!
UGREENのPD対応30W充電器とケーブルを試してみた感想
性能面では、VOLTMEがUSB TYPE-Cが2個口ある以外は違いをそれほど感じられなかった。
充電スピードも同じデバイスでバッテリーの残り10%くらいから充電を開始してみたが、同程度のスピードで充電することができました。
価格も大差がないので、スマホを2台同時充電する機会が多いかたは、TYPE-Cが2個口あるほうが便利かもしれない。
両者とも一般的な5W出力の充電器に比べ、最大3倍速く充電が可能なので、薄型のノートPCやゲーム機なども充電するなら30Wのものがおすすめです。
急速充電は、ノートPCだけが対応していてもNGで、充電器、ケーブル、デバイス全てがPD対応していないと、急速充電器の性能を十分に発揮できないので注意してください。