こんにちは「こだわりスタイル」です
デザインの仕事をしていると、よく「カラーバリエーション見れる?」なんてことがよくあります。
今までは、カラーバリエーションを作るには通常通りオブジェクトのカラーごとにカラーを変えてトーンを揃えるので、結構な時間がかかっていました。
そんな痒いところに手が届く機能が、Adobe illustrator(イラストレーター)に実装されました!
多色使いになればなるほど、トーンを合わせてバランスを調整するのは大変ですよね。
でも「オブジェクトを再配⾊」機能を使えば「秒」で完成します。
今日は、そんな便利機能のillustratorの「オブジェクトを再配⾊」をご紹介します。
「オブジェクトを再配⾊」を適用する.aiデータを用意
まずは「オブジェクトを再配⾊」を使用するために、適用するオブジェクトを制作します。
以前にデザインした、カラーのロゴや、illustrator(イラストレーター)のパターンを使ったものでいいと思います。
テストなので、なるべく多色使いの方がわかりやすいと思います。
私はこの記事用にこのパターンを作りました!(スミマセン、アイキャッチ画像と同じです・・・)
少し、レトロな色使いでデザインしたこのパターンを使用して、トーンを合わせながらカラーバリエーションを作っていきます。
Adobe illustratorCCを開きましょう!
この「オブジェクトを再配⾊」は2021からだと思うので、まずは最新版にアップデートしてください。
実に簡単にできるので覚えておいて損はないです!
該当の.aiファイルを開いてください。
「オブジェクトを再配⾊」をしたいオブジェクトを選択します。
今回はテストなのでよりわかりやすく、⌘ALL(Mac)で全選択します。
テキストも選択しましたが、カラーの要素が無い白や黒は再配色されないので注意してくださいね。
全選択 → メニュー → 編集 → カラー編集 → 「オブジェクトを再配⾊」
上記を実行すると下のような画面になります。
「オブジェクトを再配⾊」のパネルが表示されます。
カラーホイールは選択された全てのカラーが表示されます。
今回は同じトーンで「オブジェクトを再配⾊」をしたいので、カラーホイールの右下のリンクマークにチェックを入れておきましょう!
カラーホイールに各色のサークルが複数ありますが、どれでもいいので選択して、好みのカラー位置に持っていきます。
赤枠の一番大きいサークルを、中心から外側に持っていくと、彩度や明度の変更ができます。
サークルを「パープル」付近に回転させ移動させると、リンクさせてるので他のサークルも同じ比率を保ち回りカラーを同じトーンで変更できます。
「ブルー」系にすればこのように!
レトロなカラーな感じは保ったままどんどんカラー変更できますね!
簡単ですが、バッチリですね!
テキストもカラーがついていると、面白いように最適なカラーを選択してくれます。
これだけで、オリジナルカラーも含め、6種類のカラーバリエーションが完成です!
illustratorの「オブジェクトを再配⾊」のまとめ
いかがでしたか?
これなら、カラーバリエーションを作る時間が大幅に短縮されますね!
レトロなトーンから彩度をあげれば、もっとクッキリとしたカラー展開ができます。
1つのベースカラーを決めてしまえば、あっという間にカラーバリエーションを作れるなんて感動です。
触っていただくとわかるのですが、最初のベースカラーも1色だけトーンが違うなんてのも、カラーホイールを見ればすぐわかります。
同じトーンなら中心から同じ距離に各色のサークルがあるわけですので、飛び出したりしてるカラーは他と同じ位置にすれば、理論的にトーンは揃ったことになります。
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photoshopの新しい機能もご紹介していますので、よろしければ是非ご覧ください!
ニューラルフィルターの使い方
足りない画像を簡単に伸ばす
解像度の低い画像を2倍の解像度にアップする
これからもphotoshopや、illustratorの知ってて損のない技術を少しずつご紹介していきますので、お楽しみに!