数年前まで「カシミア100%」の製品というのは、かなり高額でしたが最近はかなりお手頃価格になってきていると思いませんか？
いや、確実にお手頃になってきています。
「カシミア100%」と言っても細かなランクがあるのをご存知ですか？
私の「Vivax」のカシミアのマフラーのランクはどのくらいなのだろう・・・？
今回はそんな「カシミア」についてご紹介していこうと思います。
「カシミア」って何？
カシミア（CASHMERE）って、なんの動物の毛だかご存知ですか？
答えは山羊です。普通、ウールといえば羊毛（ヒツジ）ですよね。
上質なウールの産地であるオーストラリア ジロン地方の「ジロンウール」と呼ばれているウールのなかでは上質なランクのものがあるのですが、触った感じも非常にソフトで滑らかな肌触りのウールなのですが、カシミア（CASHMERE）はさらに上をいく最高級の繊維ですね。
カシミア（CASHMERE）は、カシミヤ山羊の繊維で、 外側の毛は硬くゴワゴワした毛で覆われていますが、内側に柔らかい産毛があります。
カシミア（CASHMERE）は、この産毛のことを指します。
冬はマイナス30度以下の極寒の厳しい冬を生きるために、気温が下がるにつれこの産毛が生えてきますので保温・保湿性に優れているわけです。
しかし、このカシミア（CASHMERE）は、1頭から上質な産毛のみを採ると、およそ150g程度しか採れません。
この量では作れてもマフラー1枚分なのです。
販売される衣料の毛としては一番細く肌触りも良く大変貴重な最高級繊維ですから価格が跳ね上がるのも納得できます。
カシミア100%（CASHMERE）にもランクがある
最近はカシミア100%（CASHMERE）が、非常に身近な価格で手に入るようになりました。
カシミア100%（CASHMERE）でも品質ランクがあり、その中でも低いランクのものが多く出回るようになったみたいですね。
一般にカシミア100%（CASHMERE）製品を購入する際にランク表示でもあればわかりやすいのですが、タグ等にも「カシミア100%」と記載があるだけで、品質ランクの表示までは無いのが現状です。
カシミア100%（CASHMERE）の品質は1等級から９等級まであり、
などで細くランクづけされ、毛がより細く、長く、そして不純物が少ないものが1等級のようです。
毛色も関係していて、ホワイトカシミアが製品にするための染色などがしやすい関係から流通量も一番ですが、本来はブラウンカシミアが最高級とされています。
普通のウールとは肌触りがまるで別物
冒頭のウールのなかでもランクの高いジロンウールの製品も持っていますが、これと比べてもこの「Vivax」のカシミア100%のマフラーは肌触りがまるで違います。
触ると、ヌメっとします。
ヌメリ感は繊維の細さからくるのかは定かではありませんが、このヌメリ感が肌触りを他のウールとは別物に感じさせてるのだと思います。
でもランクはわかりません！
超が付くくらい肌触りがいいのはもちろんなのですが、軽くふわっとして暖かいんですよね。
それとウール（羊毛）のマフラーと比べて毛玉になりにくいように感じます。もう長く使用していますが、よく言う「毛玉」みたいなものはできないです。
毛玉ではなくて、毛がまとまってるようなところは何箇所かありますが、毛玉ができにくいというのも使用していくうえではいいところです。
毛玉取りは気持ちいいけど、面倒くさい！
カシミア100%だと少々値がはりますが、その分大事にするし暖かさも担保できるので、マフラー以外でもオススメですね。
カシミア100%でも自宅で洗濯できる
デリケートなのでお手入れが・・・、と感じているかたも多いと思いますが、ドライクリーニングに出せばデリケートな素材ということでクリーニング代もばかになりません。
それどころか、不慣れなところへお願いすると縮んでしまうこともあるようです。
カシミア100%ではなかったけど経験者です！
私の「Vivax」のカシミア100%のマフラーはもう自宅で何度も手洗いしていますけど縮みもしないし風合いも変わらずですよ！
WEBでも手洗いを推奨しているところが多いですし、最初はドキドキしますが是非試してみてください。
1.たらいに水をはる
水の温度が高いとカシミア100%は縮みやすいため、常温がおすすめです。
あまり小さいたらいですと、生地と生地が擦れやすいので大きめがちょうどいいです。
何枚かある場合でも1枚ずつがベスト！
2. 洗剤を入れて洗っていきましょう
洗剤は普通の洗濯洗剤でもいいですが、できればウール洗い用のおしゃれ着用洗剤をおすすめします。
なるべく手短に軽く押し洗い。5回程度繰り返せば大抵の汚れはとれると思います。
できるだけ生地の摩擦を避けたいので、1枚づつ優しく洗うように心がけてください。
おしゃれ着用洗剤もこんなのを用意しておくと安心です。
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3. 柔軟剤で油分を補給してください
洗った後に、すすぎをして柔軟剤などを使用することで失った油分を補給することができますので、洗浄後は必ず使用するようにしましょう。これ結構重要ですよ！
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4. つぎは脱水をします
脱水は洗濯機の脱水を使用することで、効率よく水切りができます。洗濯機の脱水に抵抗があるかもしれませんが、遠心力でドラムに張り付いて水切りしますので生地の傷みも少なくて済みます。
ただ、必ず洗濯ネットに入れて脱水してくださいね。
斜めドラムの場合は、叩きつけてしまう可能性があるそうなので注意が必要です！
5. 干し方
もちろん乾燥機はNGです！
これやってしまうと思いっきり縮んでしまって取り返しのつかないことになりますので・・・。
基本は風通しのよい日陰での平干しでの自然乾燥になります。
ハンガーなどで吊るして干してしまうと、肩は出てしまうし、袖や丈は水の重みで確実に伸びます。
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まとめ
以上が、カシミアの種類とお手入れの方法でした。
私のマフラーもどのくらいのランクかはわかりませんが、このヌメッとした肌触りは気持ちよくてクセになります。
ランクは別にしても一度「カシミア100%」を試してみてください。クリスマスプレゼントにいかがでしょう！
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