
こんにちは、「こだわりスタイル」のこだわり君です
今日は、私が15年間愛用しているVANSON(バンソン) シングルライダースをテーマにお届けします。
私が15年間愛用している「VANSON バンソン シングルライダース」のレビューをお話しします。
VANSON バンソン シングルライダース以外にTJPというタイプもワードローブとしてあるので、こちらも記事を追加しましたので下のリンクからご覧ください。
ライダースジャケットの世界ではあまりにも有名な「VANSON バンソン」ですが、まずはVANSON 社について私の記憶だけで申し上げるのも問題ありますので、下記引用させていただきました。
1974年 ボストン大学で経営学を学んだ当時22歳のMichael Van De sleesenがマサチューセッツ州の首都ボストンで設立。
当初、社名は彼の名を略したVanson Associates Inc (バンソン・アソシエイツ)だった。設立者のMichael Van De sleesenは、自宅をオフィスにし、ミシンとタイプライターのみでスタートする。
最新の技術を積極的に取り入れ、品質にとことんこだわったレザーウェアは地元ボストンのレースシーンを中心に徐々に浸透していく。
しかしながらその後1978年のオイルショック、1980年初頭からの不況の影響を受けて業績は悪化。1983年、Vanson Associates Inc は倒産。
しかし1984年、工場をマサチューセッツ州サザンランドへと移し、フレッドワイズ氏によって「Vanson Leathers」として復活を遂げ、1980年代後半 同州クインシーに工場を移転させ、現在に至る。
その後、モーターサイクルのレザージャケット市場に進出し、バンソンは市場を拡大する。日本・ヨーロッパからの需要が高まり、アメリカ最大のモーターサイクルレザーのメーカーの一つとして地位を確立させる。バンソン社が創業以来、守り続けているのが自社工場の熟練した職人達によるハンドメイドによる生産。延べ150人のスタッフが在籍しており、職人の経験は平均して8年以上。
ジャケットを生産する上で最もシンプルなもので49段階、複雑なもので126段階の工程に分かれる。それぞれの部署で、職人による作業が行われ、そして、新しいスタッフの教育が行われている。
技術を次に引き継ぐ姿勢と、高いレベルでの縫製技術が最高級のレザージャケットを作り出している。
正確に調べると色々なことがわかってためになります。
1970年代に設立されたのですね。もっと古いかと思っていました。
VANSON TJPの記事はコチラ
VANSON バンソンのレザーを購入して、早15年が経過しました
確か上野のアメ横で購入したのですが(当時で9万円弱だったと記憶しています)、当時ラングリッツやショットといったブランドが多々ありました。やはりトップはVANSON バンソンで、「渋カジ」なる流行にのり巷でもVANSON バンソンの名は広がる一方でした。
私はバイクにも乗りますが、そのためというよりは街着のために購入しました。
私感ですが街にはダブルのライダースを着ている方が多くシングルライダースはあまり見かけない時代でしたが、ひねくれ者の私にはシングルライダースの方が魅力的に見え、あえてこちらを購入しました。
ガチガチに固い新品を購入し、15年間経過した現状をたくさんの画像とともに紹介していきますね。
サイズは36がジャストフィット
この身長体重で、サイズは36がジャストフィットです。38も迷いましたが、

ジャストを選んで身体にフィットさせるのがいいですよ!

38でもいいですけど少し大きめですね!

本当だ!38だと少し大きいというより袖が凄く長いですね
36サイズでこの長さですから、38の長さの想像がつくと思います。
この写真は36ですが少し長めです。なぜならバイカーズ仕様ですので、バイクにまたがりハンドルを握った状態(バイクを運転している状況)で丁度いい長さにできているので、このように手を下ろしている時は少し長めなのです。
36サイズの全体的なフィット感はこちら
- そで丈は少し長め
- 着丈はジャストサイズ
- 私の胸囲は95cmくらいですが身頃もジャストサイズ
- 中にはそれほど厚くないスゥエットが着れる程度
36サイズになると、セレクトショップ等では売っていないですね。
見かけるのは38か40がほとんどですので、私の体型と比べてみて判断してくださいね。
最近、街の洋服屋さんでもシングルライダースを売っているところをよく見かけます。でも凄く薄い皮で、牛革じゃない、シープスキンとかが多いのではないでしょうか?
でもこちらの方が街で着るにはいい選択なんだと思います。やっぱ動きやすそうですしね!ただ重厚感は無かったり、合皮製もよく見かけます。
私はこだわり屋さんで、本格仕様が好きなのであえてVANSON バンソンの一択です!背面も何箇所かバイクを運転しやすいようにカッティングが施されています。
はい、「バイクを運転しやすいように」です。基本ライディング中の動きは街での動きとは全然違うので、ある意味、街では動きづらいとも言えるはずですね。
じゃあ、なぜ?
ん〜ん、やっぱり本格仕様が欲しかったのです。
初めて、お店で袖を通してみた印象!
新品の硬さはハンパではないです。まるで、強制ギブスのジャケットを着ているようです。
ジップを上げると手の動きが制限されて、無理をしようものなら筋肉を痛めそうです。
まだ、全く自分の身体に合っていませんから、腕を曲げるのも大変です。なんせ革の厚みも非常に厚くできているうえに、ライダースジャケットって細身なので余計窮屈さを感じます。
もちろんガチガチに硬いので、脱いで床においても崩れずにそのまま立った状態になります。
正直、「硬すぎるので買うのやめとこうかな」とも少し考えたくらいです。
この革、一向に柔らかくなりません
購入後、早く馴染んで柔らかくなるようにと、ミンクオイルをたっぷり入れました。
「ミンクオイルを塗り込み、こたつの中に入れておく」など諸説あるので、試せるものは試しましたが、結果はというと・・・、

硬い〜!これ硬すぎる〜!

だから言ったじゃない!

クソ〜、柔らかくなるまで耐えてやる〜
しかし、何をやってもそんなことで柔らかくなるようなVANSON バンソン様ではなく、無理に馴染ませるのをやめ何年もかけて身体に馴染ませていく方法にシフトしました。
今、15年経過しましたが、最初の2〜3年は硬すぎて、正直敬遠気味になり着る頻度が落ちていたのも事実なくらいです。
着る頻度が落ちていたせいでしょうか、購入後5年もかかりようやく「だいぶ柔らかくなってきたな」と実感できようになってきました。
この頃になると、さすがに床に置いてもグニャッと倒れるようになってきました。
15年経過しても、擦れ的なところは写真のように表面がカサついている程度ですので、強度は抜群です。
革ジャケットの防寒の程度は?
VANSON バンソンに限らず、革のジャケットって寒いと思っている方が多いと思うのですが、そんなことないですよ。
なんせ、冬にこれ着てバイクで風を切っても大丈夫なわけですから、防寒性は非常に高いのです。
風の侵入がゼロなので思ってるより寒くないです。私はダウンジャケットも持っていますが、暖かさの質が違う感じですね。ダウンジャケットはポカポカしますけど、VANSON バンソンのジャケットはポカポカはしなく、防風で暖かさをキープしている感じです。

わかりました、はっきり言います。
ダウンジャケットの方が暖かいです。

軽いし!
いや〜、VANSON バンソンのジャケットは重いですよ!これ本当に。
でもこの重さ、慣れもあるのかもしれませんが馴染んでくると重く感じなくなってきます。身体にフィットするようになるからですかね。
硬くて思うように動けない分の感覚が重さに拍車をかけているのだと思います。
VANSON バンソンのジャケットには、フリースのインナーベストも付属しています。写真のように内側にジップで装着するタイプです。かなり暖かくなるのですが、窮屈なので私はほとんど装着しないですけど。
よく「一生モノ」という言葉を耳にしますが、VANSON バンソンのジャケットは本当に一生モノになりますね。
こうして、撮影すると我ながら「いい感じになってきたな〜」と惚れ惚れします。レザーの楽しみのひとつですね!でもお手入れは柔軟性を保ったり、ひび割れ防止など絶対に必要ですので必ず行いましょう。
私は必ず、1年に1回、シーズン始めにですがミンクオイルをたっぷり入れています。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
安い物ではないので、特にサイズ選びは慎重にしたいですよね。何か参考になってもらえたら嬉しく思います。