こんにちは「こだわりスタイル」です
Googleは「Pixel Buds A-Series」の後継機種にあたる、「Pixel Buds Pro」を発売しました。
価格は2万円越えですので、高級ワイヤレスイヤホンと言えるギリギリのところでしょうか?
最近は1万円前後で、高級ワイヤレスイヤホンと勝負できるブランドが多数でてきていますので、実際のところはどうなのか比較も交えて、Pixel Buds Proのレビューをしていこうと思います。
Pixel Buds Proの印象
公式で28200円が、amazonでも割引されてるとはいえ、2万円オーバーのワイヤレスイヤホン。ちょっと、高いっす〜〜!という感じですかね・・・。
では、どんな商品だか見ていきましょう!
Pixel Buds Proについて
冒頭でも述べましたが、「Pixel Buds Pro」はGoogleの「Pixel Buds A-Series」の後継機種にあたり、現在では最高値ですからフラッグシップモデルということになりますので、結構期待しての開封になります。
コンパクトでシンプルな化粧箱が、Googleっぽさを感じます。
付属品は最低限で、本体、イヤーピース3サイズ(Mサイズが装着済み)、取扱説明書。
ワイヤレス充電対応なので、USBケーブルは付属していません。
取扱説明書は日本語対応。
クイックガイドなのかもしれませんが、ちょっと簡単すぎる仕様ですね。
スペック表記も無し。
ペアリングの方法とタッチの仕様のみしか書いてありません。
本体カラーは4色展開してるのでお好みのカラーが見つかるのでは。
筆者はオレンジが良かったのですが、品切れのため写真の「Fog」と「Charcoal」言われる2種を選びました。
「Fog」は少し青味がかったグレーという感じ、「Charcoal」は濃いグレーといった感じでしょうか。
Pixel Buds Proのスペック
Pixel Buds Pro | |
---|---|
本体操作 | タッチ式 |
専用アプリ | ○ |
ドライバー方式 | 11mmダイナミックドライバー |
ノイズキャンセリング | ○ |
Bluetoothバージョン | 5.0 |
対応コーデック | SBC、AAC |
電源供給方式 | USB TYPE-C |
ワイヤレス充電 | ○ |
マルチポイント接続 | ○ |
防水 | IPX4 |
4色カラー | チャコール・フォグ・レモン・コーラル |
イヤホン片側 | 約6.2g(実測) |
ケース+イヤホン | 約62.4g(実測) |
最大持続時間(ケース併用) | 約31時間 |
ケースサイズ | 幅50 縦63.2 厚み25mm |
タップ操作の仕様
Pixel Buds Proのタップ・スワイプ操作仕様
LEFT (左) | RIGHT (右) | |
再生・一時停止 | 1回タップ | 1回タップ |
曲送り | 2回タップ | 2回タップ |
曲戻し | 3回タップ | 3回タップ |
音量を上げる | 前にスワイプ | 前にスワイプ |
音量を下げる | 後ろにスワイプ | 後ろにスワイプ |
電話を受ける・切る | 1回タップ | 1回タップ |
音声アシスト | 長押し | 長押し |
タップの感度は非常に良好で、タップミスによる誤動作はほとんどありませんでした。
タップの仕様はカスタムできるので、自分好みにすることができます。
上図はデフォルトの仕様で、両耳とも同じタップで操作できるのは珍しい仕様ですが、使い易いと感じました。
音量の調整がタップではなくスワイプというのは、他のブランドには無いので慣れるまで違和感がありますね。
Pixel Buds Proのペアリング
ペアリングは非常に簡単にできています。
Pixel Buds Proの蓋を開けて、ケースにあるボタンを押すだけ。
Pixelシリーズなら、「Fast Pair」機能が使えるので、本当に蓋を開けるだけでペアリング完了!
Andoroidであれば、上の画像のようなポップアップが表示されるので、「接続」→「ダウンロード」で、アプリのダウンロードまで問題なく進めます。
Pixel Buds Proの装着設定
Pixel Buds Proの形状は、「豆」のような形状で装着前は「この形で耳にフィットするかな?」という感じでした。
でも装着してみるとフィット感は良好です。
今までのワイヤレスイヤホンと比べると、感覚的には耳の奥まで入っているなという感覚です。
Pixel Buds Proのフィット感を調整する機能もアプリに組み込まれています。
この画面でフィッティングを調整するのですが、画面の順に進むと音が流れ、アプリ側でフィットしているかを判断してくれます。
Pixel Buds Proの凄いところ
センサーが付いていて、耳の奥の気圧をアクティブに測定し、それに応じてイヤホンが減圧するため、ノイズキャンセリング使用時や、長時間の装着でも快適に利用できます。
耳に挿入し、1/4回転ほど回すことで、まるでネジの溝にそって耳にねじ込まれる感じで装着されフィット感はすこぶる良いです。
実際の音質とノイズキャンセリング
Pixel Buds ProはGoogleのフラッグシップモデルなので、コーデックも「aptX」や「LDAC」対応だと思い込んでいましたが、なんと「SBC」(一番ベーシックなコーデック)と「AAC」(ほぼiPhone用)の2つだけ!?
これはフラッグシップモデルとしては結構なアドバンテージとなるのでは・・・?。
クアルコム社が開発したコーデックの「aptX adaptive」などは、ブツブツと途切れてしまう音を、電波状態やデータ量に応じて、転送ビットレートを可変してくれる機能で高音質、そのうえ「音飛び」を少なくしてくれます。
音飛びは人混みなどで起こりやすいので、通勤電車などで使用する方には「aptX adaptive」コーデックは非常に大きなメリットとなります。
実際の音質はというと、低音域が強めに感じることが多かったのですが、中高音域はクリアな高解像度な音を聴かせてくれます。
ただし、Bluetooth5.0で、SBCとAACのコーデックのみというのは、少し古さを感じました。
ここは次期モデルに期待したいと思います。
ノイズキャンセリング
アプリでのコントロールはシンプルですが、非常にわかりやすいUIのアプリです。(少し味気ないとも言えるかな・・・)
「音」の部分をタップすることでノイズキャンセリングの設定を変更できます。(もちろんイヤホン本体の長押しでも変更可能)
・ノイズキャンセリングON
・ノイズキャンセリングOFF
・外音取り込みモード
ノイズキャンセリング性能は、筆者の持っているEarFun Air Pro3の-43dbと変わらない印象で、普通の部屋で装着するとほぼ無音にできました。
Pixel Buds Proのスペック詳細には、数値の表記がないので、あくまでも感覚になります。
ノイズキャンセリングは非常に高性能で、外音取り込みモードも非常に自然な感じの設定で好印象でした。
イコライザー
もちろん、プリセットも用意されていますし、自在にコントロールも可能です。
こちらもシンプルですが、使い勝手は良いですね!
音量を下げると、必然的に低音の再現が低くなりますが、音量を下げてもバランスよく低音を残す設定も搭載されています。
画像にはありませんがON/OFF可能です!
Pixel Buds Proの大きさ
第一印象としては、イヤホン本体、ケース共にそれほど小さい感じはしません。
質感や仕上げは非常に綺麗で、マットホワイト(卵の小さなツブツブがない)のツルツルの仕上がりです。
少し滑りやすいので、シリコンなどの専用ケースが様々なブランドで発売されているので使用すると良いかと思います。
Pixel Buds ProとEarFun Air Pro3との比較
大きさはイヤホン本体、ケースを含め標準的な大きさです。
「EarFun Air Pro3」と比較するとこんな感じです。
比較した「EarFun Air Pro3」の詳細はこちら
インナータイプのワイヤレスイヤホン、バッテリーの連続使用時間を考えると、若干大きめな印象でしょうか。
Pixel Buds Pro本体の大きさ
Pixel Buds Pro本体の大きさは、ちょっと変わった形をしているせいか、標準的で小さい印象はありません。
ただ実際に耳に装着すると、出っ張りが少なくいい感じです。
最近のワイヤレスイヤホンと比べると少し大きいかな・・・。
1円玉と比較しても、耳に入れて見える部分は同じ位でしょうか!
片耳分の本体重量も標準的です。
ケースも含めると約62g。
ケース・本体共に仕上げは
さすがGoogleという感じで、蓋の閉まる時のシッカリ感、面と面とのチリなど非常に丁寧に作られています。
Pixel Buds Proは取り出しにくいです
この部分はPixel Buds Proだけではなく、他のブランドにも共通して言えますね。
なぜ、こんなに取り出しにくいのでしょうか?
丸い形状のものがマグネットで貼り付いているので、輪をかけて取り出しにくいです。
ちょっとした凹みをつけるとか、ケース側に工夫があるとか、できそうに思うのですが・・・。
指先の腹でしか掴めていないので、写真のところまで出しても落とさないように気を使います!
Pixel Buds Proを2週間使用してみて
もちろんこの価格帯ですから、機能的にはフル装備なのですが、Bluetoothバージョンやコーデックなど中身が少し古いかなという印象があります。
なぜこの部分も最新をチョイスしなかったのかは、少々疑問が残ります。
しかしながら、YOU TUBE等の動画視聴などでも遅延はほとんど感じませんでした。
ゲームでは試していませんが、わずかな遅延も困るようなシューティング系ゲームには向いていないのかと思います。
\ Pixel Buds Proの総評 /
・ノイズキャンセリングの性能が良い
・アプリ対応で好みの音場を作れる
・ワイヤレス充電
・マルチポイント接続
・OK Googleが使える
・対応コーデックが少ない
・価格が高い
・説明書が簡単過ぎる
・音質に特別感を感じない
・ケースから取り出しにくい
総評
音質については特筆すべき点は感じませんでしたが、間違いなく標準以上な解像度で再現してくれています。
タッチ部分も大きいので、操作ミスもありませんでした。
音声アシスタント(OK Google)が使えるのも便利で、Andoroidを使用している方が機能を余すことなく使用できます。
トータルで考えると、価格が高いことが一番ネックかなという印象でした。
半分の価格でも音質は確実にコチラが上で、かなりの違いを感じます。
こちらは超コスパなブランド!EarFun Air Pro3を愛用中!