こんにちは、「こだわりスタイル」です!
俗に黒いセルフレームのメガネのことを、「黒セル」なんて呼んだりしますよね。
あの「セル」っていうのは「セルロイド」からきているのですが、見た目が黒いプラスティックのようなフレームのほとんどはセルロイド製ではなく、アセテート製なのです。
何も知らない人はそれを「黒セル」のサングラスなんて呼んだりしています。昔はプラスティックのメガネフレームはセルロイドが当たり前だったので、そう言われるようになってしまったわけですから別に間違いではないですね、俗称なので。
あの有名なRaybanのWayfarerでさえもアセテート製ですので、本物のセルロイド製のフレームのメガネは今では大変レアな存在でおすすめです。
セルロイド製とアセテート製何が違う?
それぞれ特徴がありますが、お店に並ぶ9割はアセテート製のメガネになっているのが現状です。
セルロイド | アセテート |
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・材質が硬く腰が強い ・かなり細く加工しても強度を維持できる ・曲がったりしづらい ・独特な光沢がある ・燃えやすい材質ではある ・職人さんのハンドメイドなのでコストが高い |
・少ないロットでの生産が可能でコストが安い ・キレイなカラーを作りやすい ・材質自体が柔らかいため加工しやすい ・光沢を出しやすい ・ライン生産なので短納期での生産が可能 |
職人さん手作りとか、そんな言葉にすごく弱いのです!
セルロイドはメガネになるまで、すべての工程に緻密な気配りが必要で、どこまで丁寧に妥協せずこだわって作れるかによって仕上がりが変わってきます。材質が硬いので最後の仕上げ磨きの作業も手間がかかります。でもその分だけ品格のある仕上がりになるのだと思います。
このフレームをかけて最初に感じたのは、耳触りが非常にいいことです。
形容が難しいのですが、わかりやすく言うとかけた時「超ツルツル」で、しっとりした感じがすごく気持いいのです。
本当におすすめなので、1度本物のセルフレームを試してみてください。
アセテート製のメガネには強度を確保するためフレームの中に金属のフレームが埋め込めれています。ご自分のフレームを見ていただくと針金のような芯が耳掛けの途中まで伸びているのが透けて見えると思います。
上のセルロイド製フレームのメガネの写真を見ていただくとわかるのですが、セルロイドは材質が硬く強度があるので、この補強で入れてる針金のような芯は必要ないのです。
上の写真も少し透けてるのでわかると思いますがセルロイドだけでできているので金属はありません。
セルロイド製のメガネは職人しか作れない玄人好みの素材です
結局、ここなんですよね。
セルロイド製のフレームって熟練した職人じゃないと作れないんですよ。そんな「こだわり」と技術に惹かれてしまいます。
このセルロイド製のフレームも西野正美さんと言う職人さんの手作りです。角の落とし方や形状に凄いこだわりを感じます。
OPTICIEN LOYDという原宿にあるお店で購入したのですが、今でもメンテナンスで持ち込むと大変気持よくご対応いただきありがたく思っております。
原宿という場所柄もあるのですが、すごく個性的なメガネが多く私の大好きなショップさんです。
この間、ご紹介したチタン製のSPIVVYというサングラスもよくかけるのですが、どちらも私のお気に入りです。
金属フレームもいいですが、セルロイド製フレームのメガネも最高です。セルロイド製フレームは多少重さがありますが、やっぱり仕上げからくる掛け心地のせいなのか全く気になりません。
個性出していきたいですね。絶対おすすめ!