こんにちは「こだわりスタイル」です
セリアなどの百均でもハサミは沢山の種類がラインナップされています。
しかしハサミの価格ってピンキリで、amazonを覗くと1000円オーバーのハサミも沢山あります。
大抵は日本製の刃物メーカーの商品になりますが、セリアのハサミと比べてどのくらいの差があるのか気になりませんか?
10倍以上の価格差の価値はあるのだろうか・・・・?
筆者的にはデザインも含め切れ味や使い勝手など非常に気になるところなので、今日は評判の良いALLEXのハサミとセリアのハサミを比較してみようと思います。
ALLEXのハサミはどこのメーカー?
「ALLEX」アレックスというと、海外ブランドのイメージですが、「ALLEX」は歴とした日本のメーカーです。
「ALLEX」は国内の代表的な刃物産地である岐阜県関市にて、刃物専門メーカーとして創業60年の歴史あるメーカーで、「林刃物株式会社」といいます。
家庭用のハサミ以外にも、医療用ハサミも手がけていますので、その品質の緻密さがうかがえます。
日本の刃物メーカーも凄いですが、ヨーロッパのプロダクツも凄いですよ!
ALLEXのLF15124
今回ご紹介するのは、ALLEXのハサミ 型番LF15124というデスク用のハサミなのですが、ALLEXってどこかで見たことのある名前だよな・・・?
と、思っていたら今まで使っていたハサミがALLEXでした。
おそらく20年以上、何も知らずに使用していましたが、調べたらこのハサミはロングライフデザイン賞を9年連続で受賞している優れものでした。
みなさんも一度は目にしたことがあるこちらのハサミです。
ステンレスのシルバーでしたので、今回は黒のALLEX LF15124というタイプを選んでみました。
ノリが残らないフッ素コート加工
サイズ的には以前のものと大差はありませんが、粘着テープなどを切ってもノリがハサミに残らないフッ素コート加工されたタイプです。
カラーがブラックというのも惹かれますね!
ガラス繊維入りのナイロン樹脂を使用しているので、ザラザラしていてハサミが滑りません。
ALLEXのハサミとセリアのハサミを比較
ALLEXのLF15124のことはこの辺にして、早速「セリア」のハサミと比較していきましょう!
セリアには沢山の種類がありましたが、大きさが同じくらいで一番多く陳列されている商品を選びました。
見た目はセリアのハサミのほうが、グリップも大きく切れそうな予感ですね!
セリアのハサミの持ち味が・・・?
画像がわかりづらいのですが、セリアのハサミは指を通す穴が全然考えられていなくて、正直持ちづらいんです。
親指を入れる穴が正円なんですよね・・・。
大抵の方は親指を斜めから入れるので、本来この穴は楕円形であるべきかと思います。
だから親指が窮屈な状態になります。(厚めの紙を切る時、力を入れると少し痛い)
ALLEXのハサミは親指の穴が楕円で、すり鉢状になっているので親指を斜めに入れやすく、ラクに力がかかりフィットします。(細かいけど、この差は凄いです)
セリアのハサミは下側の穴も半端な大きさなので、2本(中指と薬指)を入れるのか、3本なのか・・・?
筆者の指では3本はキツい。
セリアのハサミは動きの抵抗が大き過ぎる!
何も切らずに、両者のハサミをシャキシャキと動かしてみると、ALLEXのハサミのほうはほぼ抵抗が無くスムースに動きます。
でもセリアのハサミは空で動かしてるだけなのに、シャキシャキさせる抵抗が大き過ぎです。
これで厚紙なんぞ切るもんなら手が痛くなってしまいます。
使って慣らせということなのか・・・・・?
切れ味の差は凄いです!セリアのハサミの「もっさり感」はなんなんだろう?
コピー用紙を切ってみたが、一気に切れない時は一度開いて再度切ることになりますが、その動作がセリアのハサミは重過ぎて使いづらい。
ALLEXのハサミとセリアのハサミのはの違い
刃の部分のステンレスの厚みが全然違います。
ALLEXのハサミの刃のほうが全然薄い。
画像はありませんが、重量の差は20g、持ってわかるレベルです!
・ALLEXのハサミ 47g(実測)
・セリアのハサミ 66g(実測)
この差は下のダンボールを切った画像を見てもらうとよくわかります。
セリアのハサミは先へ行くほど切れず、刃が厚いのでこんな感じになります。
この位の長さを切ろうとすると、刃が厚くて切れないのでこのように先端が右側に裂けます。
〜ん、かなりキツイものがありますね。
粘着テープを切ったらどうなる?
ALLEXのハサミとセリアのハサミで粘着テープを切ったらどうなるでしょう?
ALLEXのハサミはフッ素コート加工がされているので、全くと言っていいほどノリが刃につきません。(耐久性はこれから使っていかないとわかりませんが・・・)
ALLEXのハサミは、切ったらハラリと下へ落ちましたが、セリアのハサミは最後まで切れずに刃にくっついてしまいました。
こんな感じ!
このせいで、重たいシャキシャキがさらに重たくなってしまったので、アルコールで拭きました。
それほどテープを切る頻度はないと思いますが、毎回これでは困ります。
ALLEXのハサミとセリアのハサミを使ってみた感想
電子化が進んだと言ってもまだまだ「紙を切る」という作業は存在します。
筆者はデスク周りで結構な頻度で使用する関係、細かなストレスになることは極力避けたいので、確実に切れて、使いやすいALLEXのハサミをおすすめします。
切れ味うんぬんの前に、セリアのハサミは持ち味を改善すべきかなという印象。
写真だと、セリアのハサミのほうが持ちやすそうですが、正直なところ実際はダメダメです。
ちょっとしたことですが、ALLEXのハサミは考えられているな〜と感心します。
どの家庭でも一つはあるハサミなので、機会がなければこのように比べることもないと思いますが、実際比べてみると、その違いに驚かされると思いますよ!
セリアのハサミは100円ですから、ダメになったらまた買えばいいという考えもありだと思いますが、裁縫をされる方が使う布切りバサミを借りる時、「絶対に布以外切らないでね!!」とよく言われますよね。
あの考え方と同じです。
是非、いい物を長く使うということを習慣にしたいですね!
これは20年以上使いました